社会保険労務士登録の「欠格事由」とは?

さて、これまで、社会保険労務士試験の受験資格についてみてきましたが、せっかく受験資格を満たして受験し、合格したとしても、すぐには社会保険労務士になれない場合もあります。その一つが、欠格事由に該当する場合です。

ここでは、社会保険労務士の登録をする際の欠格事由について、みていきましょう。

社会保険労務士法では、次のような人は欠格事由に該当し、社会保険労務士登録をすることができないことになっています。

  • 未成年者
  • 成年被後見人、被保佐人
  • 破産者で復権を得ない者
  • 懲戒処分により、社会保険労務士の失格処分を受けた者で、その処分を受けた日から3年を経ない者
  • 社会保険労務士法または労働社会保険諸法令違反により、罰金以上の刑に処せられた者で、その刑の執行を終わり、または刑を受けることがなくなった日から3年を経ない者
  • 上記以外の法令違反により、禁固以上の刑に処せられた者で、その刑の執行を終わり、または刑を受けることがなくなった日から3年を経ない者

などです。(まだありますが、省略します。)

こうした欠格事由に該当している間は、社会保険労務士登録をすることができませんが、このような状況に該当しなくなれば、当然ですが、登録ができるようになります。

未成年者は成人すればよく、破産した人でも復権した後は登録ができ、刑に処せられた人も、刑の執行を終わってから3年が経過すれば、社会保険労務士登録が可能です。

また、「社会保険労務士の失格処分を受けた者」ですが、この状況は、資格を剥奪されたこととは異なりますので、その処分の日から3年を経過すれば、再び社会保険労務士の登録が受けられます。

尚、社会保険労務士の登録欠格事由と社会保険労務士試験の受験資格は、全く別のものです。欠格事由に該当している人でも、学歴要件や実務経験要件などの受験資格さえ満たしていれば、全く問題なく、受験することができます。つまり、破産したばかりの人でも、受験はできるのです。

ただし、合格しても、欠格事由に該当しない状態になるまで、少々登録を待つ必要がある場合がある、というだけの話です。