年齢等の制限は?点字での受験は?

これまで、社会保険労務士試験の受験資格についてみてきましたが、他に何かの規制はないのでしょうか?

基本的に、この試験は、学歴や実務経験、他の国家資格の所持といった要件を満たしていれば、他の制限は特になく、誰でも受験することができます。

まず、年齢による制限はありません。未成年でも、100歳の高齢者でも、受験することができます。ちなみに、平成24年度の社会保険労務士試験の合格者は、最年長者が77歳、最年少者が20歳でした。

しかし、そうは言っても、学歴による受験資格を考えてみると、短期大学卒業であれ、4年生大学で62単位以上を修得する場合であれ、20歳未満では、受験資格を満たさないと思われます。実務経験による受験資格の場合は、常識的に考えれば、更に年月がかかると考えられます。

ただし、行政書士資格を持っている人の場合は、未成年で受験することも可能でしょう。行政書士試験は年齢、学歴、実務経験等に関わらず、誰でも受験することができるため、行政書士資格を未成年のうちに取得してしまえば、それによって社会保険労務士試験の受験が可能になります。とはいえ、未成年で合格したとしても、成年になるまで、社会保険労務士登録はできません。未成年者は、社会保険労務士の欠格事由に該当するからです。

さて、年齢の制限がないことに加え、社会保険労務士試験の受験資格には、国籍による制限も、国内の住所の有無による制限もありません。

ただし、外国語による受験はできません。

しかし、視覚障害のある人が、点字によって受験することは可能です。同様に、聴覚障害のある人、上下肢に障害のある人等も、その状況に応じた受験方法が可能となることがあります。

また、妊娠中の人や、受験中に服薬が必要である人も、その状況に応じて、受験に配慮がなされる場合があるようです。

こうした特別な措置を受けたい場合は、受験申し込みの前に、社会保険労務士センターに連絡することが必要です。また、受験申し込みの際には、所定の「特別措置申請書」を、障害者手帳や母子手帳のコピー、医師の診断書等などとともに、提出することになります。