試験科目の一部が免除される場合とは?

社会保険労務士試験の試験科目は、8科目です。

  1. 労働基準法及び労働安全衛生法
  2. 労働者災害補償保険法
  3. 雇用保険法
  4. 労働保険徴収法
  5. 健康保険法
  6. 厚生年金保険法
  7. 国民年金法
  8. 労働及び社会保険に関する一般常識

通常の受験生は、この8科目全部を受験するのですが、中には、科目の一部を免除される人達もいます。

それは、社会保険労務士事務所や社会保険労務士法人に勤務して、補助者として、労働社会保険法令事務の業務に15年以上従事していた人です。ただし、免除を受けるには、全国社会保険労務士会連合会が行う講習を修了する必要があります。

また、健康保険組合や厚生年金基金、労働保険事務組合の役員または従業員として、労働社会保険法令事務を15年以上していた人も、一部科目免除の措置を受けることができます。

免除が可能な科目は、下記のように、最大で4科目です。

  • 労働者災害補償保険法、雇用保険法、労働保険徴収法のうち、2科目が免除可能、
  • 厚生年金保険法、国民年金法のうち、1科目が免除可能、
  • 労働・社会保険に関する一般常識は、免除可能、

更に、一定の実務経験がある人は、上記の免除科目に加え、次の科目も免除が可能になります。

  • 労働保険事務組合における実務経験が10年以上の人は、労働保険徴収法が免除可能、
  • 健康保険組合等における実務経験が10年以上の人は、健康保険法が免除可能、
  • 厚生年金基金や企業年金連合会における実務経験が10年以上あれば、厚生年金保険法と国民年金法が免除可能、
  • 国民年金基金、共済組合等における実務経験が10年以上あれば、国民年金法が免除可能。

その他にも、公務員等の実務経験期間により、免除申請ができる場合があります。

上記のような場合でも、免除科目以外の科目については、通常の受験生と一緒に社会保険労務士試験を受けることになります。しかし、その結果、不合格になっても、講習や面接指導を受けて免除された科目については、次年以降も、免除の状態がずっと続くことになっています。

通常の受験生の場合は、1科目でも足きり点に届かなければ不合格になってしまい、次の試験でも再び全科目を受験しなければならないことを考えると、やっぱり不公平感が否めないかもしれません。