専門学校卒業生の受験資格は?

「私が卒業したのは、大学でも短大でもなくて、専門学校なんだけど、社会保険労務士試験は受験できるのだろうか?」

そんな疑問をお持ちの人もいるでしょう。専門学校の場合は、その学校によって、受験資格がある場合とない場合とがあります。

まず、専門学校を平成7年以降に卒業した人の場合、卒業証明書に「専門士」または「高度専門士」という記載があれば、社会保険労務士の受験資格があることになります。

大学の卒業生には「学士」、大学院修士課程の修了者には「修士」という学位が与えられているように、一定の専門学校の卒業生には、「専門士」「高度専門士」という称号が与えられています。

「学位」と「称号」との違いについては、ここでは説明を省きますが、専門士というものは、主として2~3年制の専門課程修了者、高度専門士は、4年制以上の専門課程修了者に与えられるものです。

こうした称号が与えられるのは、一定の履修過程が備えられていることを文部科学省が認めた専門学校の卒業生に限られます。

この「専門士」「高度専門士」という称号が付与され始めたのが、平成7年の卒業生以降であったため、平成7年以降の専門学校卒業生の場合、卒業証明書等にこうした称号の記載があるという事実をもって、社会保険労務士の受験資格が確認できることになっています。

では、平成6年以前の専門学校卒業生の場合は、どうなるのでしょうか?

それは、その人の卒業した専門学校が、「2年以上の課程であり」かつ「総授業時間数が1700時間以上であり」、かつ、その人が「専門課程を修了していること」が要件となります。

平成6年以前に専門学校を卒業した人は、卒業した学校に、上記の3つの要件を満たしている旨の証明書を発行してもらうことで、社会保険労務士試験の受験資格を得ることができます。

尚、専門学校の履修分野は、どんなものでもよいことになっています。法律系の専門学校に限らず、会計の専門学校や社会福祉の専門学校等でも、受験資格に変わりはありません。