大学在学中の人は?

「学生のうちに社会保険労務士資格を取って、就職に役立てたい。」「就職してからでは勉強時間が確保できなくなる心配があるから、学生のうちに受験してしまいたい。」と考える大学生の人も多いと思います。

確かに、こうした国家資格を所持していることは、就職活動をするにあたり、極めて有利にはたらくものです。

特に、社会保険労務士のような実務系試験の合格者は、人事労務関係の部署においては、比較的早い時期に、戦力になりやすいものです。ですから社会保険労務士資格を所持していれば、就職試験の書類選考を通過する非常に大きなポイントとなるでしょう。

しかし、大学生全員が、在学中に社会保険労務士試験の受験資格を満たしているわけではありません。

大学生で、在学中に社会保険労務士試験を受験できるのは、卒業認定単位のうち、62単位以上を修得し終えた人です。2年生終了時で、この数の単位を取ってしまえる人は多いと思われます。

ただし短期大学の場合は、修得単位数ではなく、卒業していることが、社会保険労務士試験を受験する要件になります。

しかし、上記の受験資格を満たしていなくても、学生時代に受験資格を得ることはできます。例えば、行政書士試験に合格している場合などです。行政書士試験の受験には、年齢や学歴の要件はありませんから、行政書士合格の受験資格を用いて受験すれば、非常に若い年齢で、社会保険労務士資格を取得することも可能となります。

大学生時代での受験は、社会人になってからのそれと比べ、多くの勉強時間が確保できるため、受験にはとても有利であると思われます。しかし、実際の労務関係や社会保険関係の実務を全く知らない状態での受験になることが多いため、学習内容に実感が伴わず、途中で投げ出してしまう人も、少なからずいるようです。

せっかく受験のきっかけを得たのに、それはもったいないことです。学習は無駄になるものではありませんから、継続していった方がよいと思われます。